
前回もお伝えしましたが、ネガティブ感情(不安・過度な緊張・イライラ・怒りや嫉妬)は呼吸を浅くするだけでなく、自律神経にとっても最大の敵です。
デメリットはたくさんありますが、良いことなんて、何一つありません。イライラを回避する方法を学んでいきましょう。
負の感情の果て
負の感情は放っておくと、どんな状況になるのでしょうか。
ご想像の通り、負のスパイラルに陥ります。そして負のスパイラルは加速します。
怒りや嫉妬のゆがんだ心ほど、人の姿を醜くします。
負の感情の対処法
自分の中で嫉妬や怒りなどが湧きあがったときは、早いうちに対処することがポイントです。
対処法は、A~Cを順におこないます。
B:ゆっくり深呼吸(自分の中でカウントしながら。1・2、3・4・5・6)
C:深呼吸によって怒りや嫉妬で滞っていた血液が、身体の細胞の隅々にまで流れるイメージをする
目をつぶってイメージしようと意識した瞬間にはもう、皆さん醜い「負の感情のスパイラル」からは50%抜け出している筈です。
結果
A~Cをおこなうことにより、呼吸が安定します。
そして自然に穏やかな気持ちを取り戻していくことでしょう。
その「意識」が負の感情によって乱れた自律神経を変えてくれるからです。
目をつぶっている時、自然と深くていい呼吸をします。
スポーツでもよくイメージトレーニングが良いと言われますが、良いイメージは人の呼吸を安定させるのです。
予防法
普段からイライラしやすい人は「どういう時に自分がイライラしやすいか?」と、一度ゆっくり自分を分析してみてください。
自己分析し把握できていると、そのような状況になりそうな時には「ゆっくり深呼吸」を心掛けることができます。
ゆっくりした深呼吸は、負の感情のスパイラスに陥りません。
いい呼吸を保ち、自律神経を整えてくれます。
「イライラの炎は小さいうちに呼吸で打ち消す」。
これが健康的なストレス回避のコツのようです。
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